職人気質なドイツ料理

ドイツ人は生真面目と言われます。昔から職人気質が高く「時間と手間は惜しまない」意識が料理にも表れています。オランダ・ベルギー・ルクセンブルク・フランス・スイス・オーストリア・チェコ・ポーランド・デンマークの9ヵ国もに囲まれています。こうした多くの国と接しているために、料理に関しても隣国の影響を受けながら良いところを吸収し、独自の料理へと発展させています。ドイツは湿気がほとんどないため、どの家にも地下室があるのが普通です。そのため、特に保存食を開発させ発展させてきました。本来保存食のソーセージは、今ではドイツを代表する料理・代名詞と言ってもよいぐらいに知られています。そんなドイツソーセージ片手にビールを飲むのがドイツスタイル。ドイツでは飲料水の消費量よりもビールの消費量が高いのです。そしてソーセージと並ぶほど有名な物がジャガイモです。たかがポテトサラダもドイツ人にとってはされどポテトサラダとこちらも手間がかかった逸品になります。保存食としてもジャガイモは優秀なので、ソーセージと一緒に地下室に常備は当たり前なようです。他にもたっぷり煮込んだ肉料理も有名です。肉類は塩やワインなどの調味料類に漬け込ませるじっくり製法もドイツ流です。肉といえば、ドイツに行ったら「カツレツ」を注文するのがオーソドックス。カツレツは日本語ですが、ごつい言い方をすれば現地でも通じますし、味はお任せにしてくれる場合もあります。ただし、量は日本人が考える2倍は出てくるので、特に女性の方は先に少な目と言っておいてちょうど良い分量が出てきます。ドイツ料理では牛肉をカツレツ風にした物を「シュニッツェル」と呼びます。でもカツレツでも通じます。豚肉で作った場合はシュウァイネシュニツェルと呼びます。ソースによって呼び名が変わり、素朴なキノコソースをかけた物は「狩人風イェーガーシュニッツェル」といってシュニッツェルの代表メニューです。「フリカデレ」はハーブを使ったドイツ風ハンバーグでこちらも定番です。ドイツでも4〜6月限定のグルメは白アスパラ(シュバーゲル)を使った料理です。生ハムやポテトを添えるのが一般的です。そして、シュバーゲルをクリームスープにするととてもまろやかで絶品です。スープといえばドイツ風オニオンスープのツヴィーベルズッペも美味です。ことこと煮ながら待つ時間もドイツ人にとっては料理の楽しみのひとつなのです。