韓流ブームの裏側にグルメの真実
韓国は四季がハッキリしている国ですが、南北に長い半島のため地域によって気候差があります。そのため、米食が中心と思われがちですが稲作は南西部の一部に限られていて、小麦やトウモロコシなどの穀物を主食にしています。地域特有の野菜も収穫されます。三方を海に囲まれているため海産物も豊富で魚介類の生食が家庭料理にもみられます。韓国人は農耕民族のため野菜類を調味料で味付ける調理法が発達しました。キムチやナムルと言えばお馴染みです。そして韓国といえば焼肉! と思いがちですがそれは最近のことで一般家庭では肉より前述の魚や野菜を主食にしてきたのです。外食で焼肉というのが日本と似ています。また保存食や常備食の意識が高いので(日本の漬物と同じです)香辛料を使った家庭料理が多く、食卓では陰陽五行の思想が食文化に残っていて、五味・五色・五法をバランスよく献立に取り入れるようにしています。ところで、宮廷料理人になる少女を描いた韓流ドラマが話題になりました。料理の善し悪しで王妃や役職の順位を決めたり、陰陽五行説を背景にキムチの味の善し悪しで吉凶まで占うような内容で、グルメ対決番組の印象がありましたが、これは100%フィクションだと原作者は語っています。韓国に宮廷料理は存在しましたが、実に質素でした。これに対して有名な韓流スターがレストランを日本に出店し話題になりましたが、料理評論家によると「おごりでも行きたくない」レベルだったそうです。韓国の宮廷料理のレベルが分かった、というコメントを残しましたが、実はドラマがフィクションであったように韓国の宮廷料理は本当に質素だったのです。スターのレストランでは白い器で統一して料理の数々が出てくるようでしたが、韓国では金属製の匙に箸、食器も同様です。見た目からも「日本人好みに合わせた」のであって、再現ではなかったのです。ですから、実際に質素であるものを盛り付けた物(と論じたのは明治時代に朝鮮に赴いた大臣の話です)だけだったそうで、韓流スターがむしろ日本人向けに頑張ったのです。歴史を知らずしてドラマに振り回されては韓国人にも失礼だということです。ポピュラーな韓国料理んいチゲ(鍋)・チヂミ・クッパ・石焼ビビンバ・冷麺・トッポッギなどがあります。辛い物が多いですが湯(タン)の味付け次第で変わります。アルコール物で有名なマッコリ。韓国は屋台の多い国なので気軽に味わえます。日本でも身近な海外食です。
