インドを理解してから食事にしましょう

インド料理は世界三大料理にはあげられませんが、中国料理やフランス料理と同等なほど世界中で食べられているポピュラーな料理です。日本でももはやカレーライスは家庭から切っても切れない日常食になっていますし、専門店もニーズの高さから多く出店されています。多種多様なスパイスを使うのは特徴ですが、インド国内には、地域・宗教の違い・格差・民族の数といった様々な食文化への違いから多種多様です。民族の多さは、インド紙幣が1513種類の言語で額面が書かれていることで分かります。14の現地語と英語表記です。そして料理は大きく分けると北インド料理と南インド料理に分けられます。北は菜食料理、南は肉も取り入れた非菜食料理が主になっています。インドはヒンドゥー教が古来の主流です。古くからのカースト制もあり菜食主義を奨励するため菜食料理が発達してきました。もう一方の大きな宗教・イスラム教では肉食が許されているため非菜食の食文化が発達してきたのです。しかし、宗教や階級だけで菜食・非菜食を分けるのは大変難しく街のレストランでは菜食主義者と非菜食主義者の席が明確に分けられていて、両者が同席することはありません。もしも旅人として訪れた際には、しっかりと自分の主義を伝えることが必用ですが、安全を考えるとマルチな国際派レストランで予約を取って行くのが無難かもしれません。だけどインドに来て現地の食文化に触れたいのに意味がない! と思われる方は十分に国内の状況を配慮してください。どこに旅行することでも同じですが、カレーが食べたいから! という理由だけでインドに行くのは考えものです。カレーは、西洋人がインド人が香辛料で何でも煮込む様からつけた総称です。日本で味噌を使った料理は全て味噌汁と呼ばれたら失礼だと思ってしまう感覚をインド人も感じています。日本でインド料理を提供するお店ではもちろん日本人の考えもニーズも分かっていますが本場はやはり難しいようです。また、よく知られている左手の「不浄」説ですが、現在でも左手を使った食べ方はしてはなりません。スプーンなどの食器類を使うことは嫌われているので(日常的にないので)手で食べますが、必ず右手で食べてください。インドの代表料理はやはり日本人的にカレー・ナン・チャイなどですが、本場の味は地域によっても違います。チャイの味はミルクが濃いですし、カレーの香辛料は地域によって様々な味付けです。